バーニィの徒然なるままに

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最終更新日:2014/04/23

見積もり


必要スキル

コミュニケーション能力・・・★★★★★
プログラミング能力・・・★~
経験・・・★★★★★


見積もりの仕事を大雑把に説明すると、

仕事を発注する人(企業)が求める要件を満たしたシステムを作るには、
どれだけの人数でどれだけの期間がかかるのかを算出する仕事です。

例えば、
情報業界では、人月という単位で計算する場合が多く、
相場はまちまちですが、1人月=70万円とすると、
このシステムには20人月必要なので、70万円*20人月=1,400万円
で出来ますよ。と計算してお客様に納得させることが仕事となります。

※ちなみに1人月の価格は、情報業界の景気に左右されます。
安くてもいいから空き要員を作りたくない!という会社が増えると、
1人月60万円と低価格にして見積もりをしないと、別会社に仕事を取られてしまうためです。

なお、お客様と会話する機会が多く、
作成するシステムからどれくらいの作業量が必要かを算出できる能力を持ち、
お金が直接絡む仕事のため、
経験の多いベテランの人や、プロジェクトマネージャーなど偉い人が見積もりを行う場合がほとんどです。

そのため、入社して経験が浅い方がこの仕事を行うことは、まずありません。
経験が浅くても出来る場合は、余程将来を期待されているか、人材の育成を重視している会社かと思います。



では見積もりの仕事を具体的に説明します。

なお、会社やプロジェクトによっては全然別のやり方の場合もあります。
管理人はWeb系のシステムエンジニアだったので、Web系の話になります。
組込み系はまた違うかもしれません。
一例として読んでください。


まず、お客様を探して、仕事を取ってくるのは営業担当の人が行います。
お客様からどのようなシステムを作りたいのかの説明もまずは営業が聞いてきます。

次に営業の方から、具体的な見積もりが出来る人に話をして、見積もりをしてもらいます。

ここからが見積もりの仕事です。

営業の方からまずはお客様が作りたいシステムの概要を聞き出します。

その内容がかなり具体的で、イメージ図など資料も用意されているなら、
そこからだいたいの見積もりを計算します。

ただし、資料が用意されていることはまずないですし、見積もりをする上での疑問点なども出てきますので、
見積もり担当が直接、お客様との打ち合わせをします。

打ち合わせ方法はTV電話、直接、電話、メール本文、エクセルでのやりとり、などお客様に合わせて行います。
直接会うのが一番ですが、会社間の距離が近いとは限りません。

打ち合わせ回数もできれば1回で終わらせたいところですが、
システムの規模や担当者の都合によっては、何回にも分けて行われる場合もあります。

打ち合わせを行い、求められている機能、要件が分かったら、
それを元にだいたいの画面数や機能数を考えていきます。

この時、それぞれの画面の作成難易度のようなものも一緒に考えます。
難易度の高いものほど、作成するための作業量も増えるためです。

そして、例えば、以下のような内容が書かれた見積書を、
お客様に見せるため、エクセルやパワーポイントなどを使用して作成します。


システムA

必要画面数20画面
難易度Aの画面・・・8画面・・・1人日*8画面=8人日
難易度Bの画面・・・7画面・・・3人日*7画面=21人日
難易度Cの画面・・・5画面・・・5人日*5画面=25人日

必要機能数8機能
難易度Aの機能・・・3機能・・・2人日*3機能=6人日
難易度Bの機能・・・2機能・・・4人日*2機能=8人日
難易度Cの機能・・・2機能・・・7人日*2機能=14人日

合計・・・54 + 28 = 72人日
72人日 / 20日 = 3.6人月

1人月 = 70万円として、 3.6人月 * 70 = 252万円

見積金額・・・250万円
※端数の2万円はサービスとして、値引きさせていただきます。


みたいな内容を書きます。
もちろんこれを元に契約しますので、本当はもっと小難しいことも書かれますし、
設計ではこれだけかかります。プログラム、テストではこれだけかかります。
ともっと具体的に書くことになります。

少しでも見積もりを有利にするために、システムのイメージ図などを作成することもあります。

※ちなみに、上記の機能とは内部的に必要な処理のことです。
例えば、1か月に1回、データのバックアップを自動で保存してくれる機能。
のような感じで、画面はないけどお客様の要求を満たすために必要なものはこちらで計算します。


さて、見積書が出来たら、次はお客様相手に、この価格で通すための戦いが始まります。
お客様との打ち合わせで、
「この仕様を満たすためにこの画面は必要です。」
「この機能があると、ここまで便利になります。」
のように見積書や資料を駆使しつつ、弁舌で見積もりを通すことになります。

が、大抵、お客様から
「この機能はもう少し簡単にしてくれていいからもう少し安くならない?」
「この画面必要なの?」
と、指摘が入ります。

その指摘に対して、お客様に納得のいく説明が出来るかどうかが腕の見せ所となります。

このため見積もりは、設計、プログラム、テストなどの各作業が分かっているベテランであり、
かつ、弁舌の立つ人であり、
また、相手に誠意や説得力を見せるためにも、役職が上の人が担当する場合が多いです。


ちなみに当たり前ですが、この内容で決まると250万円でこの仕事を受けることになります。
実は250万円じゃ全然割に合わないくらい実際の作業量が多い!なんてことになると一大事です。

が、この業界、そういうことは結構あります^^;

そのため、残業が多いプロジェクトや、残業手当が出ない(出せない)企業が生まれ、
ブラック企業だといわれるわけですが、
大手会社のお客様側だとしても、こういうプロジェクトの担当になると残業が大変なことになる場合があるため、
中小企業、大手企業に関わらず、残業が大変なことになるリスクがあることは覚えておいてください。






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